ウォッシャーポンプの交換

2009/10/11


1.はじめに

ウォッシャー液が突然出なくなった。

今をして思うと、なんか出が弱い、出が悪いという前兆はあったのだが、ウォッシャー液を追加したらちょっと復活したりしていたので、今回もウォッシャー液が無くなったんだろうと思った。

でもウォッシャー液を追加しようとしたら、本のちょっと入れた所で注ぎ口まで上がってきて、要は満タン。

パイプが詰まっているにしては前後とも出ないし、もしかしてポンプがいかれたか?とネットを漁ってみた所、どうやらこのウォッシャーポンプの故障というのは持病のようなものらしい(たくさん持病があるよなぁ (--; )。

んで、ウォッシャーポンプぐらい簡単に交換できないのかなぁと思ったら、ポンプ自体はウォッシャータンクに突き刺してあるだけで、古いのを引っこ抜いて新しいのを挿すだけで、交換完了らしい。

問題は 307SW のウォッシャータンクがエンジンルームからじゃ届かない所にある事で、ポンプの交換を行っているサイトを調べた所、バンパーを外せとなっていた。

それはちょっと大事だし、もっと簡単にできないのかと HAYNES の整備マニュアルを見たら、右のタイヤとタイヤハウス内のカバー(泥よけ?)を外せば良いとなっていた。

そこで一度タイヤとカバーを外してみた所、カバーは簡単に外れるし、それを外したらすぐそこにウォッシャータンクとポンプを発見。

これなら簡単に換えられると思って、プジョーに電話をして部品を取り寄せてもらい、交換にトライ。

 
 
2.必要な物
  1. 材料
    • ウォッシャーポンプ(純正部品 型番 6434.75 )
    • パッキン(純正部品 型番 6434.45 )
  2. 道具
    • 10mm スパナ
    • ジャッキ他、タイヤを外す道具
 
3.取り付け

これがプジョーで買ってきたウォッシャーポンプとパッキン。

パッキンは新しくせずとも、元の奴がそのまま使えるだろうと思ったけど、ついでなのでこれも交換。

ウォッシャーポンプが 2,100 円、パッキンが 600 円(パッキン高い)。

まずはウォッシャー液をタンクから抜く。

ホースを突っ込んで、サイフォンの原理(笑)。

見えないので分からないけど容量は結構あり、2Lぐらい入っているみたい。

ウォッシャー液を抜いたら、注ぎ口をタンクから引っこ抜いておく。

次にジャッキアップして右前のタイヤを外す。

タイヤハウス内のカバーは内装類と同じプラスチックのピンで留っているので、中心をぱちぱち押し込みながら外す。

バンパー側の下に2つ、ドア側の下に1つあるのが分かり難いというか、忘れやすいというか (^^; 。

カバーは軟質プラスチック製なので、ピンを外したら軽くゆがめながらタイヤハウス内から取り去る。ABS(かな?)の線等を引っ掛けたまま、無理矢理外さないようにだけ気をつければ、そんなに難しいものじゃない。

カバーを外したら、前方、ヘッドライトの下あたりにあるウォッシャータンク&ポンプとご対面。

ウォッシャータンクは車体に2カ所差し込まれ、上部を10mmのナット一つで固定されている。

一カ所はウォッシャータンク上部の出っ張りで、運転席側のヘッドライトの下(ウォッシャー液の補充口の所)に引っ掛けられている。

もう一カ所はバンパーの裏あたりで、ここにタンクの出っ張りが差し込まれている。

これがウォッシャーポンプ。2本のパイプはフロントとリアのウォッシャー噴き出し口に繋がるパイプ。

上部の黒いのが電源コネクタ。

パイプと電源コネクタを抜き、タンクを曲げながらボルトから抜き、右に寄せて上部の引っかけを外すようにしながら、手前に引っ張って前方に刺さっている部分を抜くようにして外す。

タンクを外したらウォッシャーポンプを引き抜き(結構固い)、新しいポンプにパッキンゴムを付けて、タンクに押し込む。

結構ゴムが固いので、シリコングリスをぬっておいた方が良いかと思う。

またパッキンを先にウォッシャーポンプにさすのではなく、タンクの方に差し込んでおいてから、ポンプを押し込んだ方が楽だった。

ポンプを交換したらタンクを逆の手順で取り付け、電源コネクターとパイプをはめて完成。

パイプは奥の透明な方がフロントで、手前の黒いゴムがリア。間違うと逆に噴くので注意。

また電源コネクターのハーネスはタンク本体の溝にはめ込まれるようになっているので、忘れずに押し込んでおく。

後は逆の手順でタイヤハウス内のカバーをはめ、タイヤを取り付けて終了。
 
5.結果

まず、ウォッシャー液が出るようになりました(笑)。

次に、ものすごく勢いよく出るようになりました。

307SW のウォッシャーは拡散タイプなのですが、以前にフォレスターに付けていた奴に比べて勢いがありませんでした。純正&欧州車はこんなもんなんだと思っていたのですが、実際は購入当初からポンプが弱っていたみたいですねぇ (^^; 。

何はともあれ、これで一安心です。


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