使用したマシンの構成は次の様なものである。
●CPU | PowerMacintosh 8500/132 |
●メモリ | 144MByte |
●ハードディスク | Quantum ATLAS 9GByte (アダプタで ULTRA WIDE SCSI 68pin を SCSI2 50pin に変換) |
●LAN | 内蔵 10Base-T |
●その他デバイス | CD-ROM(内蔵)、FD(内蔵)、MacOS 起動用HD(外付け) |
言ってしまえばどノーマル状態のマシンだ。(使用する PowerMacintosh によっては NetBSD が動作しないものや動作に注意が必要なものがある。NetBSD の対応状況はこちら。)
そもそもこのマシンに搭載されていたハードディスクの容量が少なかったため、Acard
の ATA66 ボードを入れて 13GByte の IDE ハードディスクを増設していたのだが、どうしてもそこから
NetBSD を起動する事ができず、結局は容量の大きな SCSI のハードディスクを内蔵の SCSI バスに接続し、そこにインストールする事になった。
ところでこの IDE の 13GByte のHDだが、
ATA66
ボードを使わずに、外付けHDケースに組み込んでSCSIディスクとして使うとインストールは出来る。でも、どう頑張っても、外付けとしても内蔵としても、そのハードディスクからは
NetBSD を起動させる事ができなかった。ただ、ブートが始まる所までは行ったので、もしかしたら後述の OpenFirmware
の使い方の問題だったのかもしれない。(さすがに再度トライする元気は無い)
またこの SCSI ディスクも曲者で、中古とは言え 4,000 円程度で9GByte
の SCSI ハードディスクを見つけたのはとってもラッキーだと小躍りしかけた所でふと眺めると、コネクタが
50pin では無い (^^; 。
結局捜しまわって 68pin → 50pin
変換コネクタを探し、コネクタ代を含めて 6,000 円超となったが、それでも安く上がった方ではある。
ちなみに NetBSD のインストール完了後には MacOS のパーティションがなくなってしまうため、インストール作業用に MacOS を組み込んだ外付ハードディスクを別に用意した方が良い。別段
NetBSD のインストールが始まれば MacOS は不要なので、そのまま内蔵ハードディスクに MacOS を組み込み→NetBSDで上書きしても良いのだが、後々何かしたいときに不便なので、うちでは外付けハードディスクに
MacOS 9.1 を組み込む事にする。
この際組み込む MacOS はあまり古いと問題になるので注意が必要である(あんまり古いと後述の System Disk 2.3 が動作しない)。