マフラーのメンテナンス

 
1.はじめに

チャンバーを交換してからほぼ1年、爆音マフラーに輪が掛かってきたので、グラスウールの巻き直しを試みる。

と言っても初めてバラすので、とりあえずは一時的に別のマフラーに付け替えて、ゆっくりと作業することにした。

 
2.一時的にマフラー交換

Amazon で売られていた激安マフラー。アダプターは内径 22mm のもの。

 

さすが激安品だけあって、アダプターはバリが出たままメッキされてるし、内側に溶接痕が一直線に盛り上がっている。

本体の合わせ面にはヤスリでこすったような跡がザクッと付いていて、これもその上からメッキされている感じ。

中を覗くとパンチングメタルのパイプじゃなく、鉄板にドリルで穴を開けたよう奴が筒状に丸めて入ってる。

案の定、内側の溶接痕が邪魔でチャンバーのパイプに刺さらず、ヤスリで削り落として装着。

予想外だったのは、音が静かなこと。

リブラのマフラーよりちょっと長く、絞られた先が長く伸びているためか?

   
3.グラスウールの交換

リベットを外してグラスウールを抜こうと思ったらガチガチに固まって抜けない。

バキバキ言わせながら剥がしたけど、この通りパイプに面しているところが焼き付いて全く吸音材の役目を果たしていない。

そりゃぁやかましいわ (^^;

交換用のグラスウールは、デイトナのセラミックコーティングの 250mm × 700mmの奴。

元の奴は 250mm × 500mm なので、買ったやつは 200mm 長い。

セラミックコーティング面をパイプ側にして、ぎゅっと巻いて付属のワイヤーで縛る。

相当ぎちぎちに巻く事になった。

                                もっと短く切ってふんわりと巻きつけたほうがよかったかなぁ。

リベットの使用本数が多い (--;

リベット止め完了。

   
   
4.エンドバッフルの作成

リブラ☆プロのマフラーの出口は 30Φある。

爆音になるのはそれも原因なのかなぁと思って、エンドバッフルを作るべく、ハンズで 30Φのアルミブロックを買ってきた。

とりあえず 20Φに絞ってみようと思うんだけど、ドリルの刃は 10mm のまでしか持ってないので、小さなドリルでぐるりと穴を開け、糸鋸でつないでカット。

あとはちまちまと半月ヤスリで削って形を整えて、横に穴開けてねじ切って出来上がり。

マフラー側にも取り付けボルトを通す穴を開ける。

エンドバッフル完成。

 

   

   
5.使った感じ

グラスウールを交換した事で音は静かになったけど、Amazon で買った安物マフラーの方が静かだったり (^^;

でも、エンジンの回転は素直に上がるし、高域の伸びはこっちの方がいい。

エンドバッフルはほとんど役に立ってない。

中のパイプが20Φ無いぐらいの太さなので、エンドバッフルで出口を 20Φに絞っても、結局は全然変わってないという事なんだろうなぁ。

今度は複数の穴を開けたレンコン式のを作ってみよう。