7.薪置き台3号 (2007/12/2)

11月の半ば頃よりようやく朝晩が冷え込んできたが、中々家の中が寒いと感じるまでにはいかない。

この辺りはさすがスウェーデンハウスとほめるべき所なんだろうが、薪ストーブに火を入れる事ができないのもちょっと物足りない気分でである(贅沢?)。

で、我慢しきれなくなって火をつけたのが11/13日。それからしばらくして冷え込む日が続き始めてだんだんと本格的に焚き始めたのだが、以外と薪の消費量が多い事に気づいた。

取り敢えずは前シーズンに買った薪の残りをメインに、今年割ったサクラを混ぜて焚いていたのだが、どんどんと減って行く薪に「これでは足りない!」という危機感が募り、ようやく重い腰を上げて懸案事項であった薪置き台3号の製作に入る。

こいつの製作に中々掛かれなかったのは、基礎の奥側がコンクリートの障壁の上、手前側が土の上という不均一な場所に土台を作らなければならなかったという面倒臭さのため。

おまけにこのコンクリートの障壁が水平ではなくって写真奥に向かって傾斜しており、ついでに写真左右に対し、左の方に微妙に勾配が付いている。また奥側の壁面も一直線ではなく、浅いくの字型になっているのもくせ者。

最初はきちんと水盛り遣り方をしてみようと思ったんだけど、コンクリなので杭が打てず、わざわざ色々な手段を講じて遣り方をするよりもモルタルと水準器でで高さ合わせをしてさっさと作った方が楽だと割り切って作り始めた。

まずは一番高い位置になる右奥の束石を、固めに練ったインスタントセメントで水平を出して設置。この束石を基準点として、他の束石の高さを決めて行く。

次は左奥の束石を同様にインスタントセメントと水準器で水平出ししながら設置。基準の束石との高さあわせは束石の羽根と羽根の間に水糸を張り、水糸にぶら下げるタイプの水準器を使って高さ合わせをする。

手前の土の上の束石は奥の物よりも大きい物を使った。(埋める分があるので)

まずは固い地面が出るまで穴を掘ってバラスを入れて踏み固め、その上に土を入れて踏み固める。またバラスを入れて踏み固めて、次には土と、大体高さが合うまで層を作って行く。最後にバラスを敷いて固め、インスタントセメントで高さと水平を合わせた後、周りにセメントを流し込んで固定。2〜3日経って完全に固まった所で埋め戻した。

基礎ができた所でまずは土台作り。いつも通り余り物の材木で作ったのだが、薪台2号までは材木を半分に切っていたのを丸のまま使う事にする。これは薪台1、2号に比べて基礎のスパンが長いため。

ちなみにこの土台だが、材木に大分狂いが出ていてカットした部材をそのまま組んだら大きくひずんでしまった。そのため現物合わせで部材を斜めにカットし直したりしてなんとかまっすぐになるように調整した。

土台ができたら後は適当に柱を作って屋根をつけるだけ。屋根はこれもいつもの通り、ポリカーボの浪板である。

完成した薪台3号。

側面と背面の板は野地板を利用。結構それなり。

取り敢えず作るのに手一杯で、塗装はまた今度。余っているキリラデコールを塗る予定。

最後の仕上げをしたその日に購入した薪が届き、詰め込んだ所。

薪は75束注文したが、組んで積んだので70束程度しか入れる事ができなかった。目一杯詰め込んだらもうちょっと入るかな。

取り敢えずこれで今冬の薪は安泰かな。


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